円柱・円錐と球

 小学校からおなじみの円柱・円錐と球。この3つの立体図形に秘められた関係があるのをご存知ですか?
 次の図のように,半径r,高さ2rの3種類の立体図形を考えてみましょう。

 そしてそれぞれの図形の体積を考えてみます。

図形円錐円柱
体積

 3種類の図形の体積の比は見事に 1:2:3 となっていますね。見方を変えれば円錐と球を合わせれば,円柱の体積になるともいえます。

 今度は表面積を考えてみましょう。球の表面積はおなじみですが,円錐と円柱の面積は少し面倒です。

 まずは円柱の表面積を求めてみましょう。円柱は側面積と上下の2つに円の面積を足せばよいので,
   S=2r×2πr+2×πr2
    =4πr2+2πr2
    =6πr2

 次に円錐の表面積を考えます。円錐の母線の長さは,三平方の定理よりrですから,
   S=1/2×r×2πr+πr2
    =(+1)πr2

図形円錐円柱
表面積+1)πr24πr26πr2

 結局3種類の表面積の比は :2:3 となり,残念ながら体積のときのようなきれいな値にはなりませんでした。しかし,このという値,どこかでお目にかかっていませんか? そうです,黄金比の値なのです。こんなところにも黄金比の値が顔をのぞかせていたのですね。