量が0になる図形

◎長さが0になる図形
 次の図のように線分を3等分し,真中の線分を取り除きます。残ったそれぞれの線分に繰り返し同じ操作を続けていきます。この操作を1回行うごとに残った線分の長さは2/3倍になっていくわけですから,無限回行った線分の長さは0になります。この線分をカントール集合と呼びます。

◎面積が0になる図形
 次の図のように三角形の3辺の中点を結んでできる三角形を取り除きます。残ったそれぞれの三角形に繰り返し同じ操作を続けていきます。この操作を1回行うごとに残った線分の面積は3/4倍になっていくわけですから,無限回行った三角形の面積は0になります。この図形をシルビンスキーのギャスケットと呼びます。

 今の図形を四角形に置き換えてみましょう。各辺の3等分点を結んでできる四角形を取り除いていきます。やはり,この図形も面積が0になっていきますね。

◎体積が0になる図形
 平面の四角形を立体の図形に置き換えてみましょう。次のような立方体の各面から先ほどのように四角形を取り除いていきます。この図形は体積が0になる図形といえます。