ラクダの分配の話

 数学の有名な小話を一つ.

 ラクダを17頭持っていた老人が,次の様な遺言を残しました.

  「長男には1/2,次男には1/3,三男には1/9のラクダをあげよう」

しかし,17頭では2でも3でも9でも割れません.当惑していた3人のところに,ある者があらわれ,自分のラクダを1頭足して18頭にして,次の様に分配しました.

  長男には1/2の9頭,次男には1/3の6頭,三男には1/9の2頭

 すると3人が貰ったのは 9+6+2=17頭 ですから1頭余り,そのラクダを自分がつれて帰ったそうです.めでたし,めでたし!

 同じように11頭のラクダを持っている老人がいました.そして

  「長男には1/2,次男には1/3,三男には1/6のラクダをあげよう」

と遺言を残して死んでしまいました.そこで先ほどの話を聞いた別のものが,やはり自分の1頭を加えて12頭として,次の様に分配しました.

  長男には1/2の6頭,次男には1/3の4頭,三男には1/6の2頭

 すると今度は3人のラクダを合計すると 6+4+2=12頭 となり,連れてきたラクダを持って帰ることができませんでした.

 さてどこが違っていたのでしょうか?