(1) 実円を持つ場合
円の方程式を
x2+y2=1・・・@
とします。xを実数,yを複素数とし y=u+vi (u,vは実数)・・・A とおきます。
@に代入すると
x2+(u+vi)2=1 (x2+u2−v2)2uvi=1
∴ x2+u2−v2=1・・・B 2uv=0・・・C
ここで,Cの場合分けをBに代入して
u=0 のとき x2−v2=1 (双曲線)
v=0 のとき x2+u2=1 (円)
ここまでを3次元空間上のイメージとしてとらえてみます。Aで y=u+vi とおくことで新たに虚平面uv平面を作りました。これと実軸xとで,3次元のxuv空間を考えることになります。
Bの曲面は一葉双曲面になりますが,これと平面u=0,v=0とを同時に表わしたのが次の図です。v=0のときは,xy(xu)平面上に実円 x2+y2=1 が描かれています。

同様にして実円を持たない場合に拡張してみましょう。
(2) 1点になってしまう場合
円の方程式を
x2+y2=0・・・D
とします。y=u+vi (u,vは実数)を代入して
x2+(u+vi)2=0
(x2+u2−v2)+2uvi=0
∴ x2+u2−v2=0 (楕円錘面)・・・E 2uv=0・・・F
u=0のとき x2−v2=0 ∴x=±v (2直線)
v=0のとき x2+u2=0 ∴x=u=0 (1点)

(3) 虚円を持つ場合
円の方程式を
x2+y2=−1・・・G
とします。y=u+vi(u,v は実数)を代入して
x2+(u+vi)2=−1 (x2+u2−v2)+2uvi=−1
∴ x2+u2−v2=−1 (二葉双曲面)・・・H 2uv=0・・・I
u=0 のとき x2−v2=−1 (双曲線)
v=0 のとき x2+u2=−1 これを満たす実数 x,u は存在しない

《参考資料》