コンピュータにやらせる因数分解

 高校の授業で最初につまずくのが“因数分解”だといえます。複雑な式だと,とても面倒ですよね。そんな因数分解も,数式処理用のコンピュータソフトを用いると簡単にやってくれます。複雑なものは授業でも扱わないし,入試問題にも出ないので,あまりお目にかかることがないと思いますが,結果だけを眺めるだけでも,いろいろと発見することも出てきます。
 代表的な2つの因数分解xn±ynをコンピュータにやらせてみましょう。ちなみにソフトはMathematicaを用いています。

◎xn−ynの因数分解

n=2
n=3
n=4
n=5
n=6
n=7
n=8
n=9
n=10
n=11
n=12
n=13
n=14
n=15
n=16
n=17
n=18
n=19
n=20

 ながめてみて何か気づくことはありませんか。最もきれいな形をしているのは,n=2,4,8,16のときですね。こういったきれいな形のものは試験の問題にもよく登場しますね。逆に最もきたない(失礼(^-^))形をしているのは,n=3,5,7,11,13,17,19といった素数のものですね。あと2の倍数には同じ因数(x+y)(x-y)を,3の倍数には同じ因数(x-y)(x2+xy+y2)を持っていますね。

◎xn+ynの因数分解

n=2
n=3
n=4
n=5
n=6
n=7
n=8
n=9
n=10
n=11
n=12
n=13
n=14
n=15
n=16
n=17
n=18
n=19
n=20

 それではxn+ynの場合はどうでしょう。xn−ynの場合はきれいに分解されていたn=2,4,8,16の場合が,今度は分解することができません。しかし,n=3,5,7,11,13,17,19といった素数のものの場合は,先ほど同様きれいな形をしていませんね。もっと他にもいろいろと気づくことがあると思います。
 手作業では限界のものもコンピュータを用いると新たな発見を見出させてくれますね。