ユークリッドの互除法

 2つ以上の整数に共通な約数を公約数といい,公約数のうち最大のものを最大公約数(G.C.M)といいました。最大公約数を求める方法に「ユークリッドの互除法」というのがあります。

AをBで割ったときの余りをRとするとき
   AとBの最大公約数=BとRの最大公約数

(例1)A=7854,B=2261の最大公約数を求めよ。

AとBの最大公約数を (A,B) とすると
 7854÷2261=3...1071   ∴ (7854,2261)=(2261,1071)
 2261÷1071=2... 119   ∴ (2261,1071)=(1071, 119)
 1071÷ 119=9... 0   ∴ (1071, 119)= 119
   ∴ 7854と2261の最大公約数は119

 この計算を簡略化したのが右図になります。

 このユークリッドの互除法から,最大公約数に関する次のような性質を導き出すことができます。

2つの自然数A,Bの最大公約数をGとするとき
   AX+BY=G
を満たす整数X,Yが存在する。特にA,Bが互いに素ならば AX+BY=1

(例2)2261X+7854Y=119となる整数X,Yを求めよ。

(例1)のユークリッドの互除法の計算から
 7854=2261×3+1071   ∴ 1071=7854−2261×3・・・@
 2261=1071×2+ 119   ∴  119=2261−1071×2・・・A
@Aより
 119=2261−1071×2
  =2261−(7854−2261×3)×2
  =2261×7+7854×(−2)
  ∴ X=7,Y=−2