色々な平均の大小関係

 相加,相乗,調和の3つの平均の大小関係を図を用いて示してみましょう。

 右の図において,線分ABは点Oを中心とする半円の直径で,点Cを円周上の点とします。また,AH=a,BH=bとします。このとき,
   OC=(a+b)/2 ・・・@
 また△ACH∽△CHB(∠CAH=∠BCH,∠AHC=∠CHB=∠R)だから,
   AH:CH=CH:HB
    ∴ CH2=AH×BH=ab
    ∴ CH= ・・・A
 △OCHにおいて,OC>CHだから,@Aより
   
 ただし,等号は点Hが点Oと一致するとき,すなわちa=bのとき。

 次に右の図のように点Hから半径OCに下ろした垂線の足をDとします。
 △COH∽△CHD(∠OCH共通,∠OHC=∠CDH=∠R)より,
   CO:CH=CH:CD
    ∴ CD×CO=CH2
    ∴ CD=CH2/CO
        = (∵@Aより) ・・・B
 △CDHにおいて,CH>CDだから,ABより
   
 ただし,等号は点Hが点Oと一致するとき,すなわちa=bのとき。

 結局,相加,相乗,調和の3つの平均の大小関係は,次のようになります。

相加平均≧相乗平均≧調和平均